ニューアート・ZERO会は、2000年「新しい世紀に新しい創造」をテーマに、理想の美術団体にしようと創設されました。翌2001年より、大阪市立美術館にて毎年ZERO展を開催してきました。23回目の今年、大阪市立美術館の改修工事に伴い、宝塚市立文化芸術センターに会場を移して、心機一転、新たなZERO展を開催いたします。
本年度も北海道から沖縄まで全国から多数の応募がありました。従来の「絵画・彫刻」の枠を超えた、様々なジャンルの作品が出展され、観る人に新鮮な驚きを与えるものと確信しております。特に、[本展]において見る者を圧倒する大きさの作品が集うことは、他の展覧会と違った特色であると自負しております。
対照的に[0号展]は、大作とは違ったミニチュアの表現が堪能できるものと思います。気軽に応募できる敷居の低さの一方で、年々作品の質は向上しており、F0号という極小の世界に無限の可能性を感じさせる意欲的な作品が集まっております。さらに今回から額を共通化して展示全体をデザインする試みも始めます。
当会は、若手や学生にも門戸を開き、自由な活動と発表の機会として活用して貰いたいと熱望しております。なかでも[子どもの部]は、創造の喜び、またそれを他者と共有する喜びの第一歩として設けられており、実際[子どもの部]から[本展]へ挑戦してくださる方が増えてきています。
ニューアート・ZERO会の活動から、新しいアートの胎動を感じていただければ幸いです。
※美術館の指導のもと、コロナウイルス感染症対策に万全を期しての開催となります。お越しの際は安心・安全にご配慮よろしくお願いいたします。